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    • 2017.07.23 Sunday
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    蜘蛛女のキス (大倉忠義さん 主演舞台) *2017.6.2 昼公演 観劇

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      JUGEMテーマ:関ジャニ∞

       

      記念すべき、大倉くん初のストレートプレイを観劇して参りました。
      (声をかけてくれたお友達本当にありがとうございます)


      話の概要としましては、
      政治犯・ヴァレンティンと性犯罪容疑のトランスジェンダー・モリーナが、同じ監房で過ごして行く過程で、だんだんと心を通わせていった末に、人として対等に愛情が芽生え、それぞれ現状で辿り着ける限界の範囲で、幸せを見出すといったもので。

      眠れない夜にモリーナが語りかけてくれる物語について談義していくことで、徐々に2人の距離感が縮んでいくのですが、その話と2人の関係性にどこかリンクするところがあって、そのシンクロ感が心地よいです。

      悲しいながらも、絶望の余韻というよりは、切ない中にもあたたかさが染み渡るような、そんな舞台でした。

      まず、このような難しい戯曲の主人公に抜擢されてることにも感動しているのに、
      わたしごとき一端の視聴者が言うのもおこがましいですけれど、確実に演技の幅というか深みが広がっている気がして更に、胸熱でございました。

      物語に吸い込まれすぎた結果、すぐそこにいるには大倉くんのはずなのに、本当に別人のように思えて不思議な錯覚に陥りました。
      たまに大倉くん垣間見えましたがそれも舞台の醍醐味ですよね(はぁと)

      普段穏やかな印象の大倉くんが、思想に雁字搦めというか、ある種洗脳されているようにも思える青年を演じていて、その高低差にギューーンってなりました(語彙力の乏しさが顕著ですいません)

      勿論、いっけいさんの演技力包容力の牽引ありきで成り立つ舞台でした。

      癖のある設定ですが、いっけいさんの演技のおかげで、噛み砕かれて伝わってくるものがありました。
      いやもうほんとに素敵すぎて、大倉くんファン全域から菓子折りを届けるべき事案だと思ってます←

      本当に、感慨深い気持ちでいっぱいになる作品を届けて頂けたことに、感謝しかありません。
      大倉くん、そしていっけいさん、関係各位に土下座御礼申し上げたいしたいレベルです。


      【続き】からは盛大なネタバレとなっておりますが、そのまえに・・・
      カーテンコール3度目を終えたあと、振り返りながら観客に手を振り、見返り美人しながら去っていた大倉くんが、下をよくみておらず、出ていた机に足の指を衝突させ、照れて俯きながら捌けていましたが、
      最後の最後両手を バァ の角度で構えて、テヘペロな表情でバイバイしてたのが、最高にアイドルで、
      そして私たちがこの数時間待ち望んでいたかわいいかわいいアイドル大倉くんでしかなくて、
      需要と供給の均衡が最高にとれましたことを、ここにご報告致します。


      それでは、わたしの記憶の限り書き綴った感想を、ご一読くださいませ。

      (ところどころ記憶力ゆるいところがあると思いますが、ご容赦ください。そして、めっちゃ長いから、PC版で閲覧いただくことを推奨致しますw)

       

      ⚫ベッドに寝転びモリーナの映画の話に野次るヴァレンティン
      暗がりにて、顔面に明かりが照らされ2人登場
      顔面がとにかくかっこいい

      伸ばしている扁平足な足の裏さえ愛おしい。
      足幅狭くて足の指めっちゃながい。

      良家の出で、教育を受けているから品は兼ね備えているのだけど、なにせ革命家な上に気が立っており、更に心を閉ざしているため、まぁ怒号あげるあげる(笑)

      ⚫突然、脚上げ腹筋を始める大倉さん
      …多くは語りません、自粛します、想像してください

      ⚫ジーパンから寝巻きへお着替えタイム
      …多くは語りません、自粛します、想像してください  ※ニ度目


      ⚫ロマンチスト・モリーナと正反対なリアリスト・ヴァレンティン
      が、映画の話をまったく別の切り口から考察する。
      事細かな情景や、登場人物の服装なんかまで、盛りながらも全身使って説明してくれるいっけい、あ、モリーナ(笑)

      ラインストーンとゆう装飾を知らないことで揚げ足を取られるヴァレンティン。
      さらにこのあと、ラインストーンもう一度でてきて、
      知ってるよーーだっ!的に知ったかぶりをかますヴァレンティンくそかわええ


      ⚫登場人物の男性はモリーナのタイプじゃないらしく、どんなやつなんだ?とヴァレンティンが聞くと、
      薄汚れた髭がヒョロヒョロ生えてる男よ!と、まるで自分をdisられていると感じたヴァレンティンが、「俺のことかなぁ?」と頭の上にハテナを浮かべながら自分の髭を触るのが可愛すぎました。


      ⚫モリーナに、自分のシャツぐるぐる巻いたやつ投げつけるダメっ子ヴァレンティンちゃぁん、メッ!!!!!!!


      ⚫俺は男なんだよ、証明しろって言われても困るけどな!
      的なフレーズを吐きながら、ヴァレンティンの子ヴァレンティンをニギニギする、ヴァレンティン。
      不意打ちWASABI←


      ⚫実は看守に、ヴァレンティンから情報を聞き出すよう仕込まれているモリーナ。
      その一貫で、毒を一服盛られた食事が出されるも、大盛り小盛りとあり、大盛りには毒が。
      君が大盛りを食べなよと促され断れずに、毒入りお粥を食べる羽目となるモリーナ。

      お腹が痛くてのたうち回るモリーナ。

      裸足でトコトコ、モリーナのベッドにきて、
      大丈夫ぅ!?と安否確認するヴァレンティン(言わずもがなかわいい)

      気を紛らわすために映画の話をするといいよ(><)
      って、だんだんヴァレンティンの優しさが垣間見え始めるきっかけとなるシーン。


      ⚫二日後、今度は自分が毒入りお粥を食べることとなるヴァレンティン。
      もちろん、看守にハメられていることは知らない。

      とにかく、お腹痛くて、うずくまって、ゴロゴロしながら身悶えるヴァレンティンが終始可哀想で、さきも辛くなりました←

      そして同時に、半袖半パンでぐでぐでしているヴァレンティンが可愛さと卑猥さ相まって、そちらの意味でも辛くなってきました(陳謝)
      ほんとに信じられない、つむじまでもこんなに可愛い…あと、寝転んだ時に仰向け状態の、下アングルから見た鼻の頭の形が美し過ぎて無理。
      話の腰折れるレベルに可愛さと美しさで気が散る(笑)

      大倉くん×半パン×ぷりけつ×ぱつぱつのもも貴族×ほっそい膝下=無敵
      この方程式テストに出ます。

      ⚫きっと気が滅入ってるからお腹が痛いんだと言い張る、賢いにもかかわらず少しだけオツム弱目のヴァレンティンちゃん

      看守に申し出たら、薬漬けにされて頭を狂わされることを恐れるヴァレンティンは、自力で治そうと耐えるんですね。

      結果、下◯痢をおもらししてしまうヴァレンティン。

      たいそう恥ずかしそう、並びに、たいそうかわいい(泣)

      ベッドに染み込む前にズボン脱いじゃいなさいよ!とモリーナに促されるまま、ぬぎぬぎして悲しそうにお尻を拭くヴァレンティン。
      「君のトイレットペーパーなのに申し訳ないよ…いいのかい?(うるうる)」
      のヴァレンティン、完全に5歳児。MAJIで保護りたい5秒前。

      脱いだズボンを新聞紙にくるんで匂いを封じてくれるいい女モリーナ。

      「そうだね…そうすると匂いが広がらないね( ;  ; )しくしく」
      なヴァレンティン…アカン、おねしょした幼児や…まもりたい.jp

      ⚫看守に呼びだされるモリーナ。
      「もう、あなたこれでも食べてなさいね!」
      と、ビスケットを託され、やるせなさそうにポリポリもぐもぐするヴァレンティン

      ビスケット頬張るだけでこんなに可愛い生き物がこの世に存在するんだね?

      モリーナの帰りを待ちながら膝抱えてちょこんと座って待機しているヴァレンティン(ずっとかわいい)

      ⚫ほんとはチラホラとヴァレンティンの情報聞き出しているけど、看守に報告しないモリーナ。
      それどころか、この呼び出しを自分の母親が面会に来たテイを装うのをいいことに、
      母親からの差し入れを持ち帰らないと不自然だということで、
      ヴァレンティンが好きなものや栄養のつきそうなものを要求するモリーナ。

      ヴァレンティンに情が芽生え始めているモリーナは、毒があることを知りながらも食べさせてしまったことに罪悪感があったのかなと思われます。

      ⚫鳥足をヴァレンティンに与え、栄養を与えてくれようとするモリーナ。

      「ちょっと、ガツガツ食べるんじゃないわよ!?よく噛みなさいよっ!!!」
      のモリーナの優しい助言が、全大倉ファン心の声だった。ありがとうモリーナ。大倉くんにはよく噛んでもぐもぐして消化にいい状態で消化器に送り込んで欲しいです(切実)

      看守から出されるご飯は毒があると知っているモリーナは、自分の母からの差し入れを食べなさいと促す。

      「君に借りを作りたくないんだ。誰かに借りを作るのが嫌いなんだ」と抵抗するヴァレンティン。

      けれども、甲斐甲斐しく自分の心配をしてくれるモリーナに、徐々に心ほぐされ、甘えが出てくるようになる。


      ⚫夢の中に出てくるほど、元カノを忘れられていないヴァレンティン。
      同じ反社会組織に属していたけれど、彼女には身を呈してまで革命行為をするモチベーションはなくて。ヴァレンティンさえ側に居てくれたらそれでいいと思っていたらしい元カノ。
      すれ違ったまま別れることとなってしまった2人。
      自分は正義の為に、革命のために、間違ったことはしていないのだけれど、大切な人と一緒になれない。葛藤を抱えているヴァレンティン。
      「会いたくても会えないけれど、心が身体が彼女を鮮明に覚えているんだ」
      と、自分のパイ揉みをしながら官能的に語るヴァレンティン。
      身体が彼女を求めているんですね、わかります。
      彼女宛の手紙をモリーナに代筆してもらうも、思いの丈を吐き出すだけ吐き出し、スッキリしたものの、叶わぬ想いを差し出すことに虚しさと儚さを感じたのか、ビリビリに破ってしまう。
      獄中で絶望して精神不安定になって衰弱しているヴァレンティン。つらみ

       

      ⚫身体が痒くて眠れなくて発狂するヴァレンティン。
      かわいそうに( ;  ; )さっきから腹が痛くて悶え、身体が かいくて悶え、うずくまってゴロゴロする大倉くん見てられねえよ、かわいそうだよ!しかしくそ可愛いよ!!
      と、私の心はまさにローリングコースターで、大倉くんと共に勝手に葛藤していました。

      「あなた今の身体で水風呂なんて入ったらだめよ!あたしのタオルがちょうど二枚乾いているわ、あたしが背中、あなたが前を拭きなさい?」
      と、ハーブティーを淹れようと沸かしたお湯に浸して身体を拭いてくれる。
      (ちなみに悲しいことに、大倉くんが前面を拭く描写はございませんでした。)

      手をクロスさせて裏返しに脱ぐのではなく、まっすぐ手を伸ばしてTシャツを脱ぐヴァレンティン

      半裸のヴァレンティンの身体には、拷問で受けた傷がたくさんある…かわいそう( ;  ; )
      メイクとわかってもかわいそう( ;  ; )

      寝起きで頭ボッサのヴァレンティンが虚ろな顔でモリーナに背中拭いてもらう。気持ち良さそう、かわいい。
      「今日は君のおかげで眠れそうだ…もう痒くないからだよっ(にこにこ)」
      はい完全にハニートラップ。全モリーナが堕ちた。好きになる一択、恋愛感情発生警報発令。
      さっきまでのツンからの、弱り果てて介抱してからのこの完全なまでのデレ。
      ヴァレンティンつか、たぁきゅんやん、完全にみたらし力 ダダ漏れしたやん、
      見たらわかる、惚れるやつや、こんなもん(出典:DAISUKI MIYAZAWA)


      ⚫「あなたそんな風にずっとベッドにいるからダメなのよ、ほら朝なんだからこうやって歩き回りなさい?」と、モリーナに促されるも、
      「は、恥ずかしいからできない」
      と、照れながらうずくまるヴァレンティン

      「健全な成人男性なら朝誰でも起こりうる現象だ…(照)」
      朝◯ちのことを、理屈っぽく同室のオカマのおじさんに説明しちゃうヴァレンティンの可愛さ

      たったんだよハッハッハー!で、ライトに済ませるでもなく、同室の、心は女の人に事細かに状況を伝達してきて照れているピュアさにヴァレンティンの魅力が詰まってるなと思いました。
      ピュアさを感じる点がおかしくてごめんなさい


      ⚫アレがおさまって、もぞもぞと起床したヴァレンティンが、歯磨きをするシーン。
      歯磨きしながらしゃべり、ぐじゅぐじゅペッとうがいするのですが、水の吐き出し方が生々しくて、生活感溢れてて、あ、大倉くん実在してる!って思ったw
      なんとゆうか、ペッの瞬間のスピードがクソ早い。
      ぶぇーーーってゆっくり垂れ流れるパターンではない、キレのあるやぁつ

       

      ⚫コンデンスミルクが大好きなヴァレンティン(オプション可愛すぎか)
      目を閉じて、この触り心地なんじゃろな?クイズ開催するモリーナ。
      コンデンスミルクとわかったら少年のように喜ぶかわいいヴァレンティン
      更には、コンデンスミルクをスプーンで舐め、スプーンさえも口にくわえてねぶりながら、「おいしぃ♡」
      いやもう完全に大倉くんやw
      ハニトラ連打されるモリーナ、心中お察しするわ。惚れるどころか、マジこんな息子産みたいもん。母性本能誘発されたよね?モリーナ

       

      ⚫看守にヴァレンティンの情報を提供したくないモリーナ、自分が違う監房に移されると言ったらヴァレンティンが動揺して胸の内を明かし出すのではないかと看守に提案する。

      予想通りに、心を開き始めた相手が居なくなることにうろたえるヴァレンティン。
      同時に、革命起こしたくともどうしようもない現状に、絶望と虚無感も襲う。

      気を取り直そうと、ヴァレンティンと共に食べようと思っていたフルーツケーキとハーブティーを準備するモリーナ。

      俺に指図するな!と、ちゃぶ台返しをして台無しにしてしまうヴァレンティン。
      やっちまった後、すぐに「悪かったよ…ごめんよモリーナ…」反省するヴァレンティン…可愛いので無罪です

      「いいのよ、私なんて…」と、強がりながらも傷つくモリーナ。

      「今まで、わたしなんかに愛情をくれた人はママしかいない、わたしなんか死んでしまってもいい、ママはもう結婚して子供を産んで往生したし、こんな息子いっそのこと死んでしまったほうがいい」と、卑下するモリーナ。

      頼むからもっと自分自信に尊厳を持ってくれと、寄り添い慰めるヴァレンティン。


      ⚫モリーナの喉元をナデナデするヴァレンティンin モリーナのベッドの上

      ヴァレンティンに愛撫されて、誰にも求められてないと思っていた心が徐々に満たされてゆくモリーナ。
      また、この狭い監獄の中で、自分を必要とされている事実にどこか安堵しているヴァレンティン。

      「今夜、あなたさえ嫌じゃなければ、私を好きにしてくれていいのよ、私もそうしてほしいから…」

      ここから先は、モリーナのベッドのカーテンが閉められ、2人の声と脚だけでの演出。

      5,6回強弱を伴いながらベッドが軋み、ヴァレンティンの声が聞こえると、もう事が完了した模様。

      原作本だと、モリーナがヴァレンティンの肩に脚をかけるシーンがあったけど、さすがにそこは割愛されていました。

      終わった後のモリーナのセリフで、
      「わたしね、おかしいの、私の眉毛の下に、あるわけもないホクロを探していたの。そう、あなたのそのホクロを。不思議な気持ち。まるで、わたしはあなたなの。」
      と言うのがあるのですが、すごく印象的でした。
      言ってしまえば、たった一度寝ただけに過ぎないのだけれど、この一回はモリーナにとってはとても意味のある一回で。母親の愛以外に受けた他人からの愛の形。
      獄中とゆう狭い世界で、お互いの需要供給が存在意義となっている。

      私自身、男同士のそうゆうの抵抗があるし正直そこに沸点はないのですが、
      いっけいさんの演技力ありきで、ほんとに女性にしかみえなくて。抵抗なく、2人の愛情の形のシーンを観ることができました。


      ⚫済んだ後、モリーナにそっぽ向いて横になるヴァレンティン。
      後ろからモリーナに抱きしめられると、その手をノールックでナデナデするんですけど、
      あまりにナチュラルすぎて最強にときめきました(笑)
      ただ用を足す道具として使ったわけではなく、彼なりにモリーナに愛情があるんや…優男!そして罪!!!


      ⚫翌朝、自分たちのことを論理的に分析しようとするヴァレンティンだけど、
      満たされているロマンチストモリーナは、冷めるようなことを言って欲しくない。

      たぶん、トランスジェンダーの事について自分は無知だから質問している場面だったかな?なんの下りだったかうろ覚えなんですが、

      男の人に抱かれるのに恐怖心を根本的に持っているモリーナに対し、
      その固定観念こそ搾取されているし、
      男だからと言って、強いだとか恐怖対象であるべきではなくて、対等関係を築くべきだということを主張するヴァレンティン。

      そうゆうことをするときに、そんなに痛いのだと知っていたら、僕のに入れてくれと頼んださ!と、自分のケツをペチっと叩きながら訴えるヴァレンティン。


      ⚫もはや完全に心を開いたヴァレンティン。モリーナにサンドイッチを作ってくれるヴァレンティン。食パン両面にバターを塗りたくる大倉くん、ハムを挟んでモリーナにあげる。

      モリーナの性癖…とゆうか、オカマについて話す2人。

      なんの下りか、いっけいがおもしろかったらしく、わろてまうヴァレンティンっつか大倉くんw
      いっけいに、ペチって二の腕叩かれるヴァレンティン。

      いっけいのアドリブがおもしろいから、笑い堪えて集中してるけど、すこーし漏れてニヤニヤしちゃうとこも、らしくてかわいい。つか、ゲラなのによく耐えれてるほうだと思うえらいよえらい。

       

      ⚫モリーナがヴァレンティンに想いを寄せ始めたが故に情報をよこさないと判断した看守が、モリーナを保釈して、ヴァレンティンの仲間の政治組織の者と接触すると見越して、餌に使おうとする。

      そうとも知らない2人は、思い思いに困惑する。

      モリーナに、シャバに出たら、仲間に伝えてほしい事があると訴えるヴァレンティン。
      警察に後をつけられたくないからと拒むモリーナ。

      革命行為に利用するためにモリーナを洗脳している、と言うよりは、
      自分の理解者となったモリーナも当然革命行為に参加すべきであり、その選択肢こそが報いだと言わんばかりに。ヴァレンティン自身が何より1番思想に囚われてて。

      ただモリーナは、革命行為に意義があると思ったのではなくて、身も心も許した相手であるヴァレンティンの為に、できることをしてあげたいという献身さがそこにはあって。

      ヴァレンティンから、モリーナをハメようというあざとさは感じなくて。革命こそ使命だと目を輝かせて訴える様は、ピュアそのもの。


      ⚫「わたしたち、1つだけしてないことがあるの。その先のことは…済ませちゃったけど?」とおねだりモードのモリーナ。

      出所前にキスを強いるモリーナ。
      「していないな…」とポツリ続けるヴァレンティン。
      「その、あなたが…気持ち悪くなければ…」と添えるモリーナ。
      「そうゆうこと言うのやめろよ!」と、自分に尊厳を持たないモリーナに苦言呈するヴァレンティン。

      ヴァレンティンにとって、もうモリーナに対する、性的な壁というか、性別の差という概念を通り越していて、人間として大切な存在だったんじゃないかな。

      元カノのことも心にはあるし、消えはしないけど、モリーナのことも、きっと特別な存在。少なからず、この狭い空間に囚われている環境においては、依存せざるを得ない存在にまでなったのではないか。

      そんなわけで、しっとりチュッてしてあげるヴァレンティン。
      わたしの位置からは後頭部しか見えない角度だったけど、後頭部のみで充分好きが溢れたw

      ⚫黒豹女とは違う、君は男を絡め取る"蜘蛛女"だと称するヴァレンティン。
      1番大好きな作品である物語の登場人物に乗じた愛称をつけてもらって喜ぶモリーナ。


      ⚫モリーナに、人にどう思われるとか、他人に蔑視されたからといって、どうか搾取されず、尊厳を持って生きてほしいんだと熱くそして真摯に伝えるヴァレンティン。
      それと、人生において"永遠"なんてものはなくて、"一時的"なものだけれど、その一瞬一瞬を大切に生きていくべきだと。
      強い意志を持って革命活動をしてきて、現状 囚われ足止めを食らっているヴァレンティンだからこその刹那的な思考だなと思いました。


      ⚫出所したら、ヴァレンティンの仲間に伝言をしてあげることを決心するモリーナ。

      一縷の望みが叶い、高まりすぎたヴァレンティンが、もう一度自発的に、モリーナに飛びついて激しめのキスをする。
      普通の恋愛映画とかだと、そのままディープからのベッドレベルの熱量だけど、舞台だしジャニーズだし男同士だしで、その辺は割愛されてる感じw
      (実際原作本だと、もう一度抱きますからね)

      2度目のキスの後、「ほら、何をしたらいいか教えてちょうだい!」って耳打ちの用意をするモリーナ。

      信頼関係を築けたモリーナが側に居なくなるのは寂しいけれど、彼の生き甲斐は革命なので、その任務を遂行する為に新しくできた仲間モリーナに一役買ってもらおうと、必死に作戦を伝えるヴァレンティン。

      モリーナが、ヴァレンティンに耳打ちを促す、この2人の距離感がね〜、これからサヨナラする展開待ってるからこそ、この親密感がまた切なくてですね〜( ;  ; )


      ⚫原作本では、出所したのちモリーナがヴァレンティンの仲間に伝言をする過程で警察にバレて、革命家に口封じで射殺されることが淡々と報告書形式に綴られるのですが、舞台のエンディングでは、それぞれがお互いのその後を物語を読み聴かせるスタイルで話し合いこするんですけど、この演出がまた沁みるんですよ…

      ヴァレンティン「・・・(略)そして君は、警察に捕まりそうになると、革命家の仲間のうちの誰かに射殺されてしまうんだ。」
      モリーナ「私は、そうすることを望んだのね。あらかじめ仲間に、その時が来たら殺してもらうよう頼んでいたのよ。」

      ヴァレンティン「僕はこのあとどうなった?」

      モリーナ「あなたはね、私が死んだことを新聞で知るの。そしてこの後酷い拷問にあって、敗血症になるの。酷い痛みに耐えるのを見兼ねた看護人にモルヒネを打たれて、意識が朦朧とする中、夢を見たわ。マルタ(元カノ)が出てきてこう言うの、私が死んだのはあなたのせいなんじゃないかって。でもあなたは"モリーナが正義のために犠牲になり、満足しているか否かは彼女にしかわからないことだ"って答えるの。」

      夢の中で、モリーナは自分のせいで死んでしまったことを自責しながらも、報われながら死んだのだ、そうであってほしいと言い聞かせているヴァレンティン。

      一方、自分の死は、誰のせいでもなく自分で選んだエンディングだし、まるで物語のヒロインのようだと誇るモリーナ。

      語り合ったあと、扉を開け、部屋を後にするモリーナ。
      出所のシーンでもあるし、天国への扉とも言えるような演出で、後光を浴びながら美しく気高いモリーナの後ろ姿でした。

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